トコトン!

何でもトコトン。今はトコトン着物!

木綿の着物 お尻が出る、膝が出る、伸びる抜ける困る!

タイトルの通り。

 

木綿の着物の季節がやってきたと思って、昨年お仕立てしたまま、ひたすら出番を待っていたおニューの「阿波しじらの単」を着始めた私。気持ちいいの。軽くてふんわりして涼しげで。色も夏向きに青の鰹縞っていうの?海の色でしょ。木綿て摩擦が大きいから着崩れもし難くて楽だし良い事尽くめ、やっと着られて嬉しいなあ。

 

ところが今日で三日目かな?着付けてから鏡で横から姿を眺めてみるとなんと!腰から下のラインがS字カーブを描いているじゃないの!

 

f:id:tokoton007:20170508122249j:plain ほら、真っ直ぐ立っているのにラインがお尻と膝でカーブしてる。まるで腰の曲がったおばあさんのように。

 

大ショック、、、、、。 そう言えば、和裁第二号?の伊勢木綿も、横から見るとこんな感じになっていた。それで着付けるときはどの場合も腰にまずタオルを巻き、着付け終わってからタオルを抜く、つまりタオル分必ず腰回りに余裕を持たせて着るよう気をつけてはいるのだけど、このタルミ緩みは横方向ではなく縦方向の生地の伸びによるものだよね、ズボンの膝が出るのと同じく。座っての針仕事や正座でアイロンがけが原因だろうけど、日常の動作全てを直立して行うことは無理だし。ああ、おニューの着物がこんな事に。一体どうすればいいの。

 

ネット検索してみたところ、同様の問題の記述が幾つか見つかった。でも着物をよく着る人でも木綿を着ない人はこの件にはとんと無知のようで、「そんな経験がない、着付け方がキツイのでは、仕立ての不備では」などなど。そしてわかったのは、これらは絹の着物では生じにくく特に木綿で起こるデメリットらしいということ(麻はどうなのか不明)。

 

対策としては、厳格に家の中だけの着物にすること(え~~~っ(TдT)) 長時間座ったり、正座したりしないこと(これも え~っ、、、) 膝やお尻が抜けたら、洗って水気は殆ど絞らずに自重で延ばすようにして干し、布の縮みを利用すること(ほぼこの方法しかないらしい)。 脱いだ後、お尻と膝に霧を吹いて湿らせてからハンガーに掛けること(これは効果はさほど期待できないと言っている人も)。

 

なんたること。つまり、木綿の着物をきれいに着続ける方法はほぼ無い、と言うことらしいわ。「洗える」ことを最大のメリットとして、他のデメリットには全て目をつぶれと。こういうことらしい。

 

昔のように皆が着物着てた時代はそれが当たり前で、家着としてよれよれの木綿の着物を身につけていてもだーれも気にしないし気づきもしなかったかも知れないけど、今は「着物=雑誌の写真のようなしわひとつ無いピシッとした着姿」と人々が思い込んでいる時代。。。辛いわあ、、、、(TдT)

 

少しでもこの苦痛を少なくするためには、歪みの目立つ縞模様は避けるべきだと思った。でも、手持ちの片貝木綿の反物ふたつ、松阪木綿保多織の反物も、どれもこれも全て縞、縞、縞、、、。涙涙。

 

あと、労働着のイメージが強い備後絣や久留米絣。あれらはもしかしたらもっと頑丈に織ってあって、少々のことでは布が伸びたりしない、ってこともあるかな。久留米絣の反物も一応あるんだけど、胴抜きで縫って、外着にも出来るようにしたいと思っていた。あれこそ家着にするべきなのか。

 

ああ、知識がないって色んな所で困ったことにぶち当たって本当に不安。取り敢えず今回、このお気に入りのしじら織り、夏着物にしてお外へ行くのを楽しみにしていたけれどもそれは不可能だ、という残念な知識を得ることは出来たけど。

 

 補足:あれから更に検索したら、特に「阿波しじら(しじら織り一般?)」は布地が軽い分生地が重みで落ちないこともあり、膝やお尻の抜けが強いのだとか。ああ知りとうなかった知りとうなかった(TдT)